研究グループは、脳の中枢にある「AgRP神経」が空腹時に活性化し、食欲をわかせる仕組みに着目した。この神経が味覚にどう影響しているかを調べるため、ヒトと味覚の感覚が近いというマウスを使用。脳の神経を光で刺激し、人工的に空腹状態にした。
ショ糖溶液を与えたところ、コーラの3分の1程度に抑えた甘味で、通常のマウスに比べて10秒間になめた回数が2倍に増加した。人工的につくった苦味でも、空腹状態のマウスのほうが通常のマウスよりなめた回数が2倍に増え、不快な味に鈍くなることがわかった。
さらに、この神経の経路をたどる実験を繰り返した結果、脳内の「外側(がいそく)中隔核(ちゅうかくかく)」と「外側手綱核(たづなかく)」につながる神経が、それぞれ味覚の調節役になっていることがわかったという。中隔核は不安感に、手綱核は嫌悪感にかかわる中枢神経として知られている。空腹でその働きが抑制されることで、中隔核が甘味に対する嗜好(しこう)性を上昇させ、手綱核が苦味の感受性を低下させているという。
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASMB76G7XMB7OBJB007.html
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
【研究】「空腹は最上の調味料」本当だった!!